借入額が増えるかも!?ペアローンとは
2022/02/28
共働き夫婦で共に安定した収入がある場合には、合算した金額をもとに住宅ローンを組むことができます。
①連帯債務
②連帯保証人
③ペアローン
それぞれご説明します。
①連帯債務者
1つの住宅ローンに対して
2人が共同で債務責任を負います。
それぞれ、主たる債務者、連帯債務者となり実際に返済する金額割合は夫婦で決められます。
3000万円の住宅ローンを組んだ場合、夫婦どちらにも3000万円の返済責任があり、自分の負担割合だけにしか返済の責任がないというわけではないのです。
②連帯保証人
住宅ローンの名義人はご主人に。返済責任も1人で負いますが奥様を保証人に。
万が一、返済が滞ったときは、連帯保証人である奥様に返済の責任が生じる債務です。
③ペアローン
夫婦それぞれ別のローンを組みます。1軒に2つの住宅ローンを組むこと。
住宅ローンが別々なのでそれぞれ債務を負います。
また、ペアローンでは、お互いが相手の住宅ローンの連帯保証人となるという特徴があります。
ペアローンのメリットデメリット
メリット
・借入可能額が大きくなる
連帯債務などで収入合算した場合も借入額を増やせますが、どの程度合算できるか限度があります。
・それぞれ住宅ローン控除を受けることができる
ペアローンは共働きで夫婦どちらにも安定した収入がある場合、なにかとメリットがある住宅ローンです。
もちろん、デメリットもあるため、実際に利用するときは注意!
デメリット
・万が一どちらかが亡くなった場合、団信(※)から残債に充当されるのは死亡した方の住宅ローン分だけなので効果が薄まってしまう。
※団信とは、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障制度
・世帯全体で見ると返済額が多くなるので生活に負担がかかる可能性がある
片方の収入では十分な資金の借入ができないという場合には、ペアローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
万が一子供が生まれて育休などで働けなくなってしまった場合などを想定し生活に負担がかからないような資金計画をしましょう♪
弊社では、ライフプランニングを行っておりますのでお気軽にお問い合わせください!