「建蔽率」「容積率」ってなんのためにあるの?
2022/05/01
家を買おう!と思った方なら一度は聞いたことある言葉だと思います。
よく聞くけどなんのこと?
この疑問にお答えいたします!
建蔽率(けんぺいりつ)とは
敷地面積(土地)に対する
建築面積(建物の土地接地面積)の割合のことで、建築基準法で定められているルールです。
簡単に言うと、、、
「建蔽率50%」で土地が100㎡だった場合、100㎡×50%=50㎡
この50㎡にしか建物は建てられないということです!
何故建蔽率なんてあるの?
その土地にあった
・防火対策
・風通しや日当たりの確保
・景観の美しさの確保 の為に定められており、
各地方自治体の都市計画を立てその内容に沿った街づくりができるよう、建蔽率は定められています。
容積率(ようせきりつ)とは
敷地面積(土地)に対する
延床面積(各階の床面積の合計)のことで、こちらも建築基準法で定められているルールです。
簡単に言うと、、
「容積率80%」で土地が100㎡だった場合、100㎡×80%=80㎡
この80㎡分しか居住スペースを作れないということです!
何故容積率なんてあるの?
建蔽率と一緒で防火対策・風通し・景観保護のほかに
『地域の過密化を防ぐ』為です。
容積率がなければ、3階や5階建てなど好きなだけ大きな建物を建てることが可能です。建物が大きくなる=たくさんの人が住めるということ。
人口が増えすぎると、電力消費や下水処理が追いつかなくなる、交通渋滞が起こる、など住みにくい街になってしまいます。
快適な街づくりの為容積率は定められています。
ちなみに…
・玄関のポーチ
・バルコニー
・ロフト
などは、延床面積に含まれません!
このことを利用して広さのある家づくりをされる方もたくさんいらっしゃいます!
建蔽率や容積率は住宅環境を守るために定められたルールであり、
住宅専用の土地ほど厳しく
商業地ほど緩和されるのが特徴です。
より穏やかな暮らしがしたいのか、
便利で活気のある暮らしがしたいのか。
ご自身の理想の生活を意識して
ご自身にあった「建蔽率」「容積率」が定められている地域で快適な生活を送っていきましょう。