30年後に資産価値が残りやすい家
2022/05/09
住宅購入を検討している理由のひとつに、『将来資産として残るから』はありますか?
家は必ず資産になる!…実はこれ、一概にそうとは言えません。
事実、5000万円で家を買ったとしても、30年後にまだ3000万円で売れる家と、1000万円にもならない家が存在します。。
本日は『資産価値が残りやすい家』について解説いたします!
【需要と供給】
不動産にももちろん需要と供給が存在します。需要が多く人気が高い不動産は価格が上がりやすく、また供給が少なく希少性ある不動産も価格が上がりやすくなります。
反対に人気がなく需要が少ない、また同じような物件がたくさんある供給が多い不動産の価値は下がります。
【建物の価値】
土地と違い建物は経年劣化しますので建物の価値は減少します。
30年以上経過した建物の価値は、ゼロになるだけでなくマイナスになる可能性もあるんです!
何故なら…
築30年以上の戸建を売却しようとすると、ほとんどは中古戸建としては売れず建物を解体して更地にする必要がでてきます!
その際の解体費用はほとんどが売主負担となります。
※買主負担も可能ですがその場合は売却費用が安くなる可能性もあります。
その為、売れた!と思っても解体費用や仲介手数料で手元にお金が残らない。ということも多いです。
【土地と建物の割合】
先ほど申し上げた通り、建物は経年劣化し価値が減少します。一方で土地は価値がなくなることはほとんどないでしょう。
そのため同じ5000万円の家を購入した場合でも、
「土地3000万×建物2000万円」の家と
「土地2000万円×建物3000万円」の家を比べると30年後の資産価値は圧倒的に前者の方が残りやすくなります!!
資産価値に影響する細かいポイントはこの他にもたくさんございます。
売却を考えすぎて暮らしにくい家になってしまっては意味がありませんが、暮らしやすい家というのは売却もしやすいものです。
家づくりの参考になれば幸いです!