【豆知識】日本と欧米、玄関の開き方の違い
2022/03/09
玄関扉一つをとっても、国によって文化的な違いがあります。
今では日本でも引き戸よりドアが一般的ですが、
元来ドアを使ってきた欧米が内開きなのに対して日本は外開き。
なぜかご存じですか?
何故なら…
欧米→防犯上の理由
日本→靴を脱ぐ習慣があるから
という理由からなんです!
内開きの場合、
不審者が無理やり中に入ってこようとしたとき、全体重をかけてドアを押して閉め、さらに家具を立て掛けるなどすれば、侵入を防ぐことができます!
日本で内開きだった場合、
脱いだ靴などが邪魔をして開閉がとても不便であり、たたき(履物を脱ぐ場所)が狭くなり、靴を脱ぐことも難しくなりますね。そこで、限られた玄関のスペースを最大限に利用する考えから外開きのドアになったといわれています。
ちなみに、日本でも内開きドアの場所があります。
公共のホテルやオフィスビルなど。
これは防災時の避難経路の妨げにならないように内開きで設計されています。
建物の造りにも、その国の環境や文化によってさまざまな工夫や理由がありますね。