借地権って何?
2022/02/23
土地の権利は大きく分けて2つあります。
【所有権】と【借地権】
本日はこちらについて解説していきます
【所有権】とは?
土地の売買で土地の持ち主が変わります。
【借地権】とは?
→土地を借りる権利のこと 土地を借りてその上に家を建てるということです!
土地の貸し借りは非常に大きな金額が動き、私たちの生活に大きな影響を与えるため、契約期間や契約方法などは詳細に法律で定められています。
【借地権の説明】
例えば…BさんがAさんから借地権付きの土地を買って家を建てた時。
このように建物だけはBさんの物で土地の所有権はAさんのままです。
借地権には“普通借地権”と“定期借地権”があります。
普通借地権とは…
契約期間の定めがあり更新ができること
建物が存在している限り住み続けることができる権利(正当な理由がなければ、契約を一方的に解除することはできない)
定期借地権とは…
契約期間の定めがあり更新できないこと(契約期間は50年以上と長め)
※借地権の契約期間満了時には更地にして土地を返す必要があります!
借地権のメリット
・土地の価格が安いこと
すごく立地が良くて普通だと買えないような土地が格安ででていることがあります
・土地の固定資産税を払う必要がない(所有者が払うため)
借地権のデメリット
・使える住宅ローンが限られる
・地代を毎月地主さんに払う必要がある
・契約満了時に更地に戻す費用がかかる
「家はずっと1カ所に住むもの」or「家は移り住むもの」
家に対する考え方の違いで借地権が有効的に使えるかもしれません。
前者は定期借地権は向きませんし、後者は定期借地権が向いていると言えます。
希望の地域で借地権の土地が出ていたら、自分に合うか合わないか一度考えてみてもいいかもしれません。
選択肢が広がります。